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日本で中国語を話す力をつけるには ~その1~

今日は久しぶりのお悩み相談です。
11月14日に、yujinxiang様からのコメントを採用させていただきます。

Q:高田先生 こんにちは。
私は留学経験ゼロの中国語学習者です。
長く国内で勉強をしていると、「読む」「聞く」「書く」「話す」の要素のうち、
話す力をつける難しさを感じます。
「留学すれば否応なく話すことができるようになる」とは聞くものの、
もし今からでも国内でできることがありましたらアドバイスをお願いします。

A:yujinxiang様 コメントをありがとうございました。
今週2回に分けて、お答えしたいと思います。
1回目の今日は、私が若かった頃「会話力アップ」に奮闘した経験をお話ししましょう。

実は、私も留学経験ゼロなんです。
もちろん仕事ではしばしば中国に行っておりますが、留学や長期滞在の経験はありません。
私は1957年生まれですので、1970年代後半に大学生活を送っておりました。
当時、既に国交はありましたが、中国に留学する人はごく限られており、
日本に住んでいる中国人も少なく、中国語学科のある大学さえも多くありませんでした。
今とは隔世の感がありますね。

話す力を付けるには、まず中国語を話す環境が必要です。
よく一番効果があると言われるのは異性と付き合うことだ、などと言われますが、
私が勉強していた学生の頃は、
それこそ中国人にはめったにお目に掛からないという時代でしたから、
男朋友と付き合うなんて、まず無理でした。

そこで、私は、
朝起きてから、夜寝るまで、自分の生活を中国語でつぶやいていました。
心の中のつぶやきを、全て中国語で話すのです。


あ~ 目覚ましウルサイな…
今何時? え、もう8時過ぎか…  起きなくちゃ。
朝ごはん、何食べようかな。
作るの面倒くさいから、りんごと牛乳でいいや。 
 …40年近く前のリアルな記憶です。

もうこんな短い簡単な言葉だったら、すぐ中国語で言えますでしょう?

1人暮らしをしていたので、自分の部屋でつぶやく限り、
誰にも聞かれるわけではありませんし、恥ずかしくもないというのがいいんです。

アルクの「起きてから寝るまで」シリーズが有名ですけれど、
それを先取りしていたというわけです(プチ自慢)。

でも、これでは会話になりません。
そこで、中国語つぶやき学習を半年ほど続けた後、
新しい方法を考え付きました。
部屋にあった中国の泥人形(横浜の中華街で買った“泥人”)を中国人の友人に見立て、
「エア・ギター」ならぬ「エア・会話」をするというものです

もちろん泥人形のキャラ設定もしていましたよ。
北京出身の大学3年生(女子)で、日本に興味はあるけれど、日本語は話せないという設定でした。

これは、なかなか効果的でした。
色々な場面を想定して会話を発展させなくてはならず、
自分が話す内容に対する、相手の反応や返事も想像し、
更にそれに対応する必要がありましたから、
話題を作るために仕入れた中国語の知識や語彙は飛躍的に増えたと思います。
実際に中国に初めて行った時に、この「エア・会話」が役立ったと実感しました。

今はやる気さえあれば、
どこに住んでいてもオンラインで中国語会話を学べたりするわけですから、
私の昔の経験談なんて、本当に笑い話のようなものですが、
ひとつだけ、受け身ではない学習だったという点だけは、評価できるかと思っています。

明後日のブログに続きます。

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プロフィール

高田先生

Author:高田先生
中国語教育と中国語通訳・翻訳業及びその教育、中国語関連書籍の執筆に従事しています。
通訳・翻訳スクールや大学、社会人向け講座等における豊富な教育経験にもとづき、中国語学習者、中国語通訳・翻訳学習者に役立つ実践的なアドバイスを差し上げたいと思います。

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