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リプロセシングなしに中訳ができるか! 4

さあ、リプロセシングはできました。
では、いよいよ中訳です。

日本語母語話者の中訳ポイントは2つ。
     シンプルな構文で!
     短いセンテンスで!

既にシンプルに短く加工してありますから、大丈夫でしょう。

昨日ご紹介したリプロセシング(パラフレーズを含む)はこちら↓

   皆さん、こんにちは。
   いよいよ来週から交流事業が始まります。
   11月5日、第一陣の中国の大学生50人が日本を訪問します。
   聞くところによると彼らの滞在期間は3週間あります。
   その期間中彼らは仙台・さいたま・横浜・浜松のいくつかの大学を見学します。
   また彼らは学生討論会に参加します。
   短い期間、日本の家庭において、彼らはホームステイをします。

中訳に慣れていないのでしたら、
次のように加工してみてください。

皆さん   こんにちは。
いよいよ来週から   交流事業が  始まります
11月5日、  第一陣の中国の大学生50人が   日本を  訪問します
聞くところによると  彼らの滞在期間は   3週間  あります
その期間中  彼らは  仙台・さいたま・横浜・浜松のいくつかの大学を  見学します
また彼らは  学生討論会に  参加します
短い期間  日本の家庭において  彼らは  ホームステイをします

リプロセシングした文を、更にぶつ切りにしてみましたよ。
これで、時間や場所を示す言葉・主語・述語動詞・目的語が一目で分かるようになりました。
特に中国語の要である述語動詞は太字にしてあります。

訳す順番は
時間や場所を示す言葉 → 主語 → 述語動詞 → 目的語
ですね。

なんだか高田さん、面倒くさいことをしているな~~
という声が聞こえてきそうですが、
これは日本語を中国語に訳す際の考え方を定着させるための方法なのです。

ご存知のように、通訳とは反応することです。
考えている時間はありません。
つまり、今週12月13日から今日まで4回に分けて行ったプロセスを瞬時に処理する必要があります。

このような考え方を習得するためには、
各プロセスを書き出す作業をお勧めしたいと思います。

リプロセシングは日本語を加工することではありますが、
やってみるとそう簡単にはできないことがお分かりいただけると思います。
なぜなら、中国語の完成形がイメージできないとリプロセシングはできないからです。
中国語の精読と多読も中訳のためには不可欠だということですね。



拙著『日中中日通訳トレーニングブック』大修館書店 をお持ちの方は、
第2部アドバイス編をご覧ください。
より詳細な説明をご覧いただけます。


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プロフィール

高田先生

Author:高田先生
中国語教育と中国語通訳・翻訳業及びその教育、中国語関連書籍の執筆に従事しています。
通訳・翻訳スクールや大学、社会人向け講座等における豊富な教育経験にもとづき、中国語学習者、中国語通訳・翻訳学習者に役立つ実践的なアドバイスを差し上げたいと思います。

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